豆乳には、女性ホルモンであるエストロゲンに似た化学構造をもつ「イソフラボン」という成分があります。
この「イソフラボン」が乳がんの発生率の減少に役立つと言われていますが、
実は乳がんの原因の1つにエストロゲンの過剰分泌があげられていることから、
エストロゲンに似たイソフラボンを摂取しても本当に大丈夫なの??と不安に思う人もいると思います。
結論から言うと「豆乳をはじめとする大豆食品は乳がん発生リスク減少のために積極的に摂取した方がよい」というのが答えです。

この記事ではその根拠を紹介しつつ、
乳がんリスク減少以外にも美容や健康に役立つ豆乳のパワーや、その栄養をまるごと摂取できる方法をお話ししたいと思います。
もくじ
乳がんは40代~60代の女性に多い
乳がんの年齢分布としては、40代後半から50代前半がピークとなります。
国が推奨している乳がん検診の年齢も40歳からとなっていますが、乳がんになってしまう人は30代後半から増加し始めることから、
できれば35歳くらいから乳がん予防や検診について意識を向けることが大切です。
乳がんの危険性が高まる要因- 初潮年齢が早い(11歳以下)
- 閉経年齢が遅い(55歳以上)
- 出産していない
- 初産が30歳以上
- 月経周期が短い
- 飲酒
- 喫煙
一生のうち月経回数が多い人ほど、高濃度のエストロゲンに乳腺がさらされて乳がんリスクが高まるということになりますが、
その他 家族に乳がんの方が多ければ、遺伝などもリスクの1つにあげられるので定期的に検診を受けた方がよいでしょう。
20代でも乳がんになる人はいる
まれにではありますが、20代という若さであっても乳がんになってしまう人もいます。
普段から自分の乳房チェックを行い、
変化や何かおかしなことがあれば若い人でも専門の医療機関を受診しましょう。
イソフラボン摂取と乳がん発生率との関係
大豆製品・イソフラボンの摂取量と女性乳がん発症率との関係を調べた研究があり、
実際にイソフラボンは乳がん発生率の減少に関連していることが分かっています。
イソフラボン摂取が多いほど乳がんになりにくい!
結果としてイソフラボンをあまり食べない人に比べ、
イソフラボンをたくさん食べる人のほうが乳がんになりにくいことがわかっています。
イソフラボンはエストロゲンに逆らう作用もある
おもしろいことに
イソフラボンは、エストロゲンが足りなければ補う働きを見せ、
逆にエストロゲンが多すぎる場合には減少させる活躍をするので、
イソフラボンは乳がんの要因であるエストロゲンと似ているものの、乳がんリスクを下げる働きをする期待ができるというわけです。
サプリでのイソフラボン摂取効果は証明されてない
イソフラボンが乳がん発生リスクを減少させる可能性があることはわかりましたが、
「サプリ」から高容量のイソフラボンを摂取した際の予防効果や安全性については証明されていません。
乳がんになりにくい効果は、あくまでも大豆製品の「みそ汁・豆腐・納豆・豆乳・煮豆」といった食生活の中からイソフラボンを摂取した場合の話です。
ただし、みそ汁ばかりだと塩分も気になるので、特定の食べ物にかたよらずに大豆製品をバランスよくとることを心がけましょう。
閉経後の女性ほどイソフラボン摂取の効果あり
イソフラボン摂取と乳がん発生率減少との関連については、まだ続きがあります。
”閉経していたかどうか”で分けてイソフラボンとの関連を調べた結果、
閉経後の人達に限ると、イソフラボンをたくさん食べれば食べるほど、乳がんになりにくい傾向がより顕著にみられた
ということもわかっています。
更年期の症状を穏和する効果も期待できる!
イソフラボンを摂取して「顔ののぼせ(ホットフラッシュ)が穏和された」という声もあります。
更年期障害はホルモンバランスが崩れることによって引きおこると言われていますが、
大豆製品を多く食べる日本人女性は、欧米人に比べればこれらの症状は軽いという調査結果もあるようです。
イソフラボン摂取には豆乳がおすすめ!
大豆イソフラボンは、個人差はあるものの摂取してから1日でそのほとんどが体外に排出されてしまいます。
なので、毎日継続して摂取するのが望ましいですが、中でも手軽に飲める「豆乳」がおすすめです。
毎日続けて納豆や豆腐を食べるのも味に飽きてしまったり、お味噌汁も塩分を控えている人には続けにくいと思います。
その点「豆乳」ならコーヒーやココアに混ぜたり、バナナと一緒にスムージー風にできたりと、
アレンジしやすく飽きずに飲めるので続けやすいですね。
私がおすすめの豆乳
イソフラボンの摂取が目的なら断然「無調整豆乳」がおすすめです。
なぜなら、無調整豆乳は現在材料が「水・大豆」の2つだけでできていて、含まれる成分の量も濃く、
余計な塩分・糖分などが一切入っていないからです。
それに、毎日継続して摂取するならできるだけシンプルなものがいいですよね?
無調整豆乳だと他の調整豆乳や豆乳飲料と比べて、イソフラボン量が多く含まれるので効率よく摂取することができます。
さらに、豆乳のすごさをもっとたくさん知ってほしいのでちょっと紹介しますね
豆乳のすごい効果!
- ダイエット
- 美肌
- 冷え性改善
- のどのトラブル改善
- 血圧を下げる
- 白髪・抜け毛を抑制
- 血糖値の減少
- 骨粗しょう症の予防
- 精神安定
- ひざ・腰の痛み穏和
- 精力回復
- 花粉症軽減
- 耳鳴りを鎮める
- ボケ・痴呆症の防止
大豆はたんぱく質が多く、必須アミノ酸がバランスよく入っているので脂肪燃焼&代謝アップの効果もあります。
オリゴ糖も含まれているので、腸内の善玉菌が増える手助けをして便秘解消でポッコリお腹の解消にも役立ちます。
コレステロール値がきになる人も、豆乳ならコレステロールゼロなので安心して飲めますね!
私が豆乳を飲み続けて実感した効果
私は毎朝豆乳を手作りして飲んでいます。
自分が40代になるのを機に、減っていくエストロゲン・これからやってくる更年期に備えて毎日コツコツとイソフラボンを飲むことにしているからです。
豆乳生活で実感したうれしい効果
”元気なおばあちゃんになりたい”という目標で始めた豆乳生活ですが、実感した効果をちょっと紹介すると、
- 飲み始めて2週間で肌がスベスベに
- 肌の色がワントーン明るくなった
- 飲み始めて1か月で体脂肪減少
- 基礎代謝が高くなって冷えにくくなった
- 髪の抜け毛が減ってハリが出た
- 肌全体が柔らかくもっちりしっとりしてきた
- 疲れにくくなった
- ひじ・ひざの黒ずみカサカサが減った
- 体全体のプヨプヨが減った
こうしてみると、私の場合は特に「肌」に良い変化があらわれましたが、人によっては血圧が下がったりコレステロール値の改善など、
体の中でうれしい効果があがっているという人も多くいます。
そんな目に見えない効果もたくさんある「豆乳」ですが、私は”国産大豆”を豆乳メーカーを使って作っています。
豆乳くらぶ
豆乳くらぶは豆乳メーカーが無料レンタルできて、毎月お好みの国産大豆が自宅へ届く定期購入のサービスです。
毎日飲むものだから安全な豆乳を飲みたいと思いませんか?
豆乳くらぶなら、自分が国産大豆と水から実際に手作りするので安心感がありますよね。
イソフラボン効果100%の飲み方!
実は市販の豆乳では真似できない、手作りならではの「イソフラボン100%の飲み方」があります!
豆乳を作る工程で、大豆を水と一緒にすり潰して加熱したものを「呉」と呼びますが、
その呉を布やザルでこして”おから”を取り除いて「豆乳」の完成となります。
しかし、肝心の大豆イソフラボンはこしてしまうと原材料の大豆から豆乳には33%しか移行しません。
残りの約70%の大豆イソフラボンは、おからの方に残ってしまうということになるのです。(もったいない!)
イソフラボン効果を高めるならおからをこさずに飲むのがおすすめ!私は最近、豆乳メーカーで大豆を水と一緒にすり潰して加熱したものを”こさずにそのまま飲んでいます”
豆乳を手作りしておからをこした場合は、そのおからを料理に使って食べるのもいいですが、
豆乳くらぶで作ると、おからがきめ細やかなのでそのまま美味しく飲むことも可能ですよ ♪
(「豆乳くらぶ」の詳細や、私の毎朝の豆乳作りの様子は以下の記事からどうぞ!)
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豆乳くらぶとは?料金や口コミ&小さな豆乳工場の使い方や味の感想
私は毎朝 自宅で出来たての豆乳を飲んでいます♪ 毎日継続して飲みたい人や、豆乳メーカーで自作した新鮮な豆乳を味わいたい人は「豆乳くらぶ」が断然おすすめです。 私が豆乳を飲む1番の目的はダイエット&健康 ...
続きを見る
>>【体験】豆乳くらぶとは?料金や口コミ&小さな豆乳工場の使い方や味の感想
まとめ:イソフラボン摂取で乳がんになりにくい生活を
「豆乳」は大豆の栄養をぎゅっと詰め込んた効率の良いイソフラボン摂取方法です。
私と同じように40代に入って、今までとは違う体調の変化や不調を感じる人はぜひ一緒に初めてみませんか??
豆乳が初めてという人は、試しに市販の豆乳パックを飲んでみるといいですよ。
先ほどいったように、イソフラボンは1日でほぼ体外へ排出されてしまうので効果を期待するなら毎日の摂取が大切です。
毎日の習慣として豆乳を飲むなら安いコスパで国産大豆の豆乳が飲める「豆乳くらぶ」がおすすめなので、ぜひ以下の記事からごらん下さい。
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豆乳くらぶとは?料金や口コミ&小さな豆乳工場の使い方や味の感想
私は毎朝 自宅で出来たての豆乳を飲んでいます♪ 毎日継続して飲みたい人や、豆乳メーカーで自作した新鮮な豆乳を味わいたい人は「豆乳くらぶ」が断然おすすめです。 私が豆乳を飲む1番の目的はダイエット&健康 ...
続きを見る
>>【体験】豆乳くらぶとは?料金や口コミ&小さな豆乳工場の使い方や味の感想
参考
https://rblc.jp/blog/post-702/
https://www.yukari-clinic.com/column/2017/06/22/
国立研究開発法人国立がん研究センターhttps://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/258.html
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/joshi-kenkobu/nyugan/04/
書籍:お豆なんでも図鑑
書籍:豆乳パワーのすべて