豆乳の保存方法や賞味期限について、気になる疑問をまとめました!
もくじ
豆乳の常温保存って何度?(未開封時)
豆乳は、ほとんどのメーカーで”未開封”であれば、常温保存することができます。
安心して常温保存できる温度や湿度について調べたところ、結論としては
- 温度…25℃以下
- 湿度…60%以下
このくらいの環境であれば、ほとんどのメーカーの豆乳を未開封で常温保存しても大丈夫だと言えるでしょう。
ただし、中にはより低い温度で保存した方いい場合もあるので、パッケージの保存方法を良く確認しましょう。
牛乳と違って常温できるのはなぜ?どうして豆乳は牛乳とは違って、未開封なら常温保存ができるのかというと、
豆乳が作られる際に超高温殺菌して、無菌状態で微生物・光・空気を遮断した状態でアルミ箔を含むラミネート加工されたパッケージに詰めて塞いであるからです。
防腐剤や保存料に頼ったものではないというわけですね。

確かに常温保存できるので、必ずしも冷蔵庫に入れる必要はありませんが、
夏場の暑い時期ってちょっと不安ですよね?
そもそも”常温”って何度くらいのことを言うのでしょうか??
「常温」って何度?
常温の定義を調べるにあたって、日本薬局方で定められた温度を参考にすると、
- 常温=15~25℃
という温度でした。体感としては暑くなく快適に過ごせる温度ですね。
「直射日光を避けた涼しい場所」ってどこ??
豆乳の保存方法には「直射日光を避けた涼しい場所」とよく書いてありますよね?
- 直射日光を避けた場所=日の当たらない所
というのは分かりますが「涼しい場所」というのは調べてもはっきりした温度は分かりませんでした。
しかし、常温の範囲(15~25℃)の中で考えると
- 涼しい場所=15℃くらい?
という感じでいいのではないでしょうか??これくらいの温度なら品質劣化の心配なく常温保存可能だと思います。
「高温多湿を避けて」の意味
豆乳のパッケージの多くに「高温多湿を避けて…」といった表記も多くあります。
これはどんな場所のことかというと、実は団体ごとに定義が違うので調べてもはっきりした基準は見つかりませんでした。
しかし、日本薬局方・JIS・厚生労働省の定義を読んだ上で、私の主婦としての経験から考え出した常識的な高温多湿とは、
- 高温…26度以上
- 多湿…60%以上
とさせていただきます!(体感として蒸し暑く感じる温度・湿度ってことで)
豆乳の中には常温保存可能であっても、高温・多湿の場所だと風味が劣化するものもあるので、
夏場の暑くなる場所に保管するのはやめた方がいいでしょうね。
「冷所」って何度くらいの場所?
豆乳のパッケージには「直射日光を避けて冷所に保存してください」といったものもあります。(未開封時)
この「冷所」は日本薬局方の定義にあったので、具体的な温度がわかりました!
- 冷所 …1~15℃
豆乳の製造方法はメーカーによって違うので、殺菌温度やパッケージの違いによっては”冷所”と書かれているものもあります。
腐らないものの、風味の劣化や品質が保たれない恐れがあるので、特に夏場は未開封でも冷蔵庫に入れた方がいいかもしれません。
冷蔵って何度?
JAS法では冷蔵とは10℃以下と定められています。
未開封の豆乳であっても、常温保存が心配な人は冷蔵庫に入れておいても問題ありません。
しかし、豆乳を開封した後は無菌状態が保てなくなるので、必ず冷蔵庫に入れて10℃以下で保存してください。
冷蔵で売られていた豆乳を常温保存しても大丈夫?
売り場によっては、牛乳のように冷蔵コーナーに冷やして陳列してある豆乳も多くあります。
でも家に帰っても冷蔵庫の空きがなくて、常温保存したい場合がありますよね?
基本的に冷蔵で売ってあった豆乳を常温保存しても問題ありません。
豆乳は未開封であれば腐敗しない作りになっているので、
高温多湿を避けた場所(25℃以下・湿度60%以下)であれば、ほどんどのメーカーの豆乳が問題なく常温保存できるでしょう。
豆乳は冷凍してもOKだけど…
豆乳を凍らせて食べてもいいのか?また、パックごと凍らせても大丈夫か?
このような疑問に対してキッコーマン豆乳では、以下のような記述があったので紹介します。
大丈夫です。専門機関で実験した結果、一般的な冷凍庫で冷凍しても破裂したり、中身が漏れたりする可能性はほぼないことが分かりました。
※一度凍らせた豆乳は解凍しないで下さい。凍った豆乳を解凍すると品質劣化が生じます。
という内容でした。凍らせるなら解凍せずに「豆乳アイス」として美味しく食べた方がよさそうですね!
賞味期限は開封前・開封後でぜんっぜん違う!!
豆乳の賞味期限ってすごく長いんですよ。
パッケージを見たら短くても1か月くらい、長いものなら1年間くらいは賞味期限があるのですが、
豆乳の賞味期限は「未開封」だったらの話!
開封後の豆乳は必ず冷蔵庫で保存!!
もうね、初めて豆乳(1リットルパック)を買って飲んでいた時にビックリしたんです!
開封して3日目くらいにふとパッケージを見ると、
開封後はフタをしっかりと閉め、冷蔵庫で保存し、2~3日を目安にお飲みください。
「え~!」ってなって、あわててゴクゴク飲み切りました…。
そうなんです、豆乳って開封前は無菌状態が保てるので、常温保存ができて賞味期限も数か月と長いのですが、
開封したとたんに空気中の雑菌にさらされてしまうので、2~3日くらいで飲むのがいいんです。
開封後はしっかりフタをしめて、冷蔵庫で保存して、2~3日を目安に飲み切る
というのが、どのメーカーの豆乳パックにも表記されているんですね。(200mlパックの飲みきりサイズは、開封後すみやかに飲み切りましょう!)
開封後2~3日を過ぎたら飲んじゃダメ?
開封したものの、飲み切れなくて3日以上経ってしまった…問題なさそうだから飲んでも大丈夫??
そんな場合もあると思いますが、
開封時の豆乳と比べて、見た目・香りに違いなければ飲んでも大丈夫です。しかし、異臭や凝固(ドロドロ)が見られたら品質劣化の可能性があるので、飲用を中止した方がいいでしょう。
とのことでした。かなり日数が経過した場合や、臭いや見た目に異常を感じたら飲まない方がいいですね。
まとめ:豆乳を正しく保存して美味しく飲もう
豆乳をまとめ買いして常温保存したい人は、真夏の暑い部屋に置いておくのは腐らずとも品質低下になる恐れがあるので、
未開封なら常温(温度26度以下・湿度60%以下)に直射日光を避けて保存。
開封後はフタをしっかり閉めて、冷蔵庫に保存して2~3日を目安に飲み切るようにしましょう。
メーカーによって微妙に保存方法の表記が違うので、きちんとチェックして美味しく飲んでくださいね。
参考
https://www.k-tounyu.jp/faq/
https://www.marusanai.co.jp/magazine/article10/
http://www.kyusyu-nyugyo.co.jp/news/index.php?action=story&story_id=475